①血行障害の治療法
・バイパス手術を行う。
血行障害により潰瘍や壊疽がある場合、切断を免れるためバイパス手術が必要になります。
また生きている血流障害の組織(足・趾)を救済することができます。バイパス手術が成功すれば、
壊疽足は劇的に良くなります。膝から下の動脈バイパスに人工血管を用いた場合、
すぐつまって役に立たなくなってしまうので、使用しないのが原則です。
・下肢切断しないために
糖尿病足、維持透析、膠原組織、バージャー病などによる足壊疽で多数の患者様が膝下、膝上、あるいは股関節で下肢を切断されています。
ですが、足の半分以上が壊疽になっていても踵が生きていれば救済することもできます。血行障害のある足で、切除手術や趾の小切断などを加えた場合、
その傷は治らず、1~2週間後には開いてしまい、さらに大きな傷ができてしまう場合があり、切断のみで壊疽や潰瘍を治そうとすれば、膝下か膝上で切断をするしかありません。
バイパス手術方法の例