透析の2つの方法とは?
透析の方法は大きく分けて、血液透析と腹膜透析の2つがあります。
血液透析は機械に血液を通して濾過するもので、腹膜透析は自分のおなかの膜を濾過装置として使います。
血液透析を行っている人が圧倒的に多く、慢性透析患者約32万人のうち、腹膜透析を受けている人は1万人未満にすぎません(2015年現在)。
透析を行う機械に血液を循環させます。
腕の血管に針を刺し、チューブを通して体の外に血液を取り出し、ポンプを使ってダイアライザー(透析器)に循環させた後、体に戻します。
ダイアライザーは透析膜の細い管(直径0.2~0.3ミリ)を約1万本束ねたもので、管の中を血液が流れ、周囲には透析液が流れています。この多数の管の細かい穴を通して老廃物や過剰な水分・電解質などが透析液の側に移動します。
こうして不要なものがこし出され、血液は浄化されます。浄化された血液は体に戻ります。