食事の欧米化による脂肪のとりすぎや、車社会による運動不足より、様々な生活習慣病を持つ人が増えています。 2005年に動脈硬化が原因でおこる脳梗塞や心筋梗塞などの予防を強めようと、新しくメタボリックシンドロームという名前がつけられました。 これは、特に内臓脂肪の蓄積が原因とするものが多く、ウエスト周り(へそ周り)が男性85cm以上、女性90cm以上で、なおかつ高血圧、高脂血症、高血糖の内、2つに異常がみられた場合にメタボリックシンドロームと診断されます。 当院でも、高血圧、高脂血症、糖尿病の患者様は多く、血液検査等の結果や食生活の聞き取りをしながら、患者様一人一人にあった内容の食事指導をしています。 基本は一日三食を摂り、野菜をなるべく多く食べて、バランスの良い食事をしていただくように指導します。 薬や健康食品をたよりにしている患者様もいらっしゃいますが、食事も治療の一つとして考えていただきたいと思います。 今までの食習慣、特に間食やアルコール摂取、不規則な食事などを変えていくのはすぐにできないと思われがちですが、マスコミなどにより間違った情報を信じている患者様もいらっしゃるので、自分の病状にあった食事について一度指導を受け、正しい食生活が身につくように何度も根気強く指導を受けることをおすすめいたします。